引き寄せの法則~一冊の本からまなぶ
今回も引き続き、「引き寄せの法則」について記していきます。引き寄せの法則を学ぶ目的は、それぞれが幸せになることで、法則を研究することが目的ではありません。ただし、これを実践するにはいろいろ知ってもわるくはないと思い、自分なりに学んできたわけです。今回は、一冊の本を読み「目からウロコ」を体験したことについて、書いていこうと思います。ご関心のある方は、お付き合いください。
私が出会った一冊の本、それは、小森圭太さんという方が書かれた「科学的『お金』と『幸運』の引き寄せ方」という本です。小室さんは、科学者ではなく、文科系の方です。そのため、誰にでもわかりやすく説明されています。とは言っても、科学の裏付けに基づいて書かれていることは言うまでもありません。特になるほどと思ったことについて、かんたんに紹介していきます。
潜在意識が「豊かで恵まれている」と感じていると、私たちの体を含めた量子がそのように確定していくそうなのです。私たちの意識していることに、量子は遍在していく、すなわち引き寄せられるとのことです。不幸だと意識していると、不幸が引き寄せられていくわけです。また、脳には主語がなく他人と自分を区別しないし、時間の意識もないそうです。想像と現実も区別できないそうです。例えばレモンを頭に浮かべると、酸っぱくなる感じがするのもこのためです。ですから、誰にむかついた過去の想いをずっと引きづっていると、脳は、現在の自分にむかついていると思い込んでしまうそうです。そして、幸せは逃げてしまうわけです。気をつけないといけません。
本書では、本来の自分を生き始めると、望ましい引き寄せは自然と起こると記しています。本来の自分はどんな自分でありたいかを自覚し続けることが大切です。そのためには、潜在意識を豊かで恵まれたものにするのが重要だそうです。意識の9割は、潜在意識だそうです。この潜在意識の奥にある、本当の自分の望むことが実現できればいいわけです。このやり方を具体的に「潜在意識を書き換える方法」として紹介しています。潜在意識が豊かさを感じている時間を作りあげることが大切であり、そのための実践的な方法が記されています。たとえば、望ましい引き寄せを起こすコツは、欲しいものや望ましい状態を引き寄せたいと願うことではないとのことです。幸せや豊かさは、目指すものでなく、今、ここにあると気づくものだと書かれています。欲しがっている何かより、今、無意識に当たり前に思っていることが、実は幸せなことなのでしょう。「今ここ」で良い状態、本当に望んでいることを選び続けることを大切だそうです。私も、幸せは探すものでないと思います。幸せを探すのは止めて、幸せなからだになってしまえばいいのですね。
「人生最大の心配事とは何でしょう」のくだりでも、なるほどと思いました。お金、仕事、人の信用などをあげた上で、これらは一時的に失っても、取り戻すことは可能だと断言しています。ご自身の経験からも、そう記しているのでしょう。むしろ、本当に取り戻すことができないのは、たとえば時間です。機会を失い、本当に自分がやりたいことをやれなかったという後悔が、最大の後悔だと言っています。
「引き寄せの法則」、私は、この法則の科学的な裏付けが欲しくてこの本を手に取りました。ただ、この法則に、体験的に先人は気づいていたようです。「笑う門には福来る」、「富めるものはますます富む」、マイナスの引き寄せでは、「泣き面に蜂」などのことわざに現れています。ことわざは、時に真理を言い当てているのだと思います。まだ、この本を完全に理解したとは言い難い私ではありますが、この本は、自己実現を願う全ての方々に、お薦めの一冊です。この本を片手に、「引き寄せの法則」に基づいて婚活される方々の幸福を願い、また、自分自身の幸せに気づいていこうとする今日この頃です。
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